KOJI Event Report
「Cozy」インストアイベント 2017.06.21
---タワーレコード梅田NU茶屋町店
KOJIさん自身が曲を作る時に持っている景色は当然あるけど、
KOJI「一緒だったら嬉しい、とかそういうんじゃなくて、
受け取り側で景色が見えたっていうことが、嬉しい。」
と。
この話は、いい話だなあーと思った。
聞いた時に見える景色なんて、本当に主観的なものでしかないから、
それを、作り手に伝えるって、結構勇気がいる話。
作り手が伝えたかったことを、自分のアンテナの力不足で受け取れていなかったら申し訳ない、とか、
そんな風に感じる人はおられると思うので(私がわりとそう)、
そこに対する肯定の言葉をKOJIさんの口から直接聞けたのは素敵だなと。
★Cozy製作について。全部KOJIさん1人でやったのか。
口調忘れたので内容は以下の感じ。
プロデュースについては、SHIGEさんにお願いした。自分でやった曲もある。
色々細かく自分でやりたくなってしまうから、そういうのは自分で。
打ち込みでない曲のベースとかそういうのは録る時に来てもらったりしたけど。
(というお話。私この「ベース」を、「Bass」ではなくて曲の基礎の「ベース」だと
なぜか思いこんで聞いてしまって、頭ハテナだったので、記憶が曖昧です)
打ち込みについては、基本的にKOJIさんは生音信者だったけど、
自分が昔、好きな洋楽の曲とかを打ち込んでいたのを思い出したり、そういうところから、
今回の作品は打ち込みも使ってるというお話。O-JIROさんに相談したとか。
(も、色んなところで話してるので記憶が混ざっているかもだけど、多分このイベントの時も話してた)
あと、どこかのタイミングで、SHIGEさんにみてもらう時は自分はプレイヤーモード、と
言っておられました。 そうかぁ、通常は全体を見ているからそこが少し違ってくるんだなーと思って聞いていました。
★SHIGEさんのお話。
SHIGEさんは優しいという話。
KOJI「もっと叱ってほしかったんだけど」
と(笑)
優しいという言葉には、新井さんも同意。
KOJI「SHIGEさん、ほめ上手なんですよ。
でも俺は、そんなに、のぜられてのせられてって感じじゃなくて・・・
俺、天邪鬼だから、あまりのせられると、ほんとに?って思っちゃう。
客観的に、いいものはいい、だめなものはだめ、としてくれた方が
自分の中で、だんだん定まってくるから」
と。
その辺りで、今回のアルバムで苦労したお話。
フルアルバムを作ることに決めた後の曲、
KOJI「4曲目に入ってるJoyって曲。」
かなり難産だったようで、
KOJI「アルバムに1曲くらい捨て曲がないといけない、とか変な気持ちが生まれて
よし捨て曲を作ろうって思って。」
!!
その思考回路になるって相当追いつめられないとならないと思うからちょっとこれはびっくりした。
KOJI「それで、途中まで作って、SHIGEさんに、いい曲できましたーっつって、メールして。」
多分、私の勝手な想像だけど、そうは言っても、
そんなに無茶苦茶なものを送ったわけではなく、それなりの素敵なものではあったんだろうなぁ
と想像してます。しらんけど!
KOJI「そしたら、”曲を大事にしないといけないと思います”って、SHIGEさんから返事が」
と。(※返事の文面は原文は私が忘れてしまったので、ニュアンスです)
KOJI「メールだからその敬語がこわいの。
やべぇ怒らせた、と思って。そこから・・・」
気持ち切り替えたそうで。
KOJI「いまいちなものがちょっといまいち、になっても意味がないと思っていて、
それから十何回もやりとりをして、
本当にいいね、っていうものを出したかったし、
そうやってできたものが、今の形で、お気に入りになりました。」
って。確かに今、この曲を聴いても、手抜き感は全くないし、素敵な曲!!
あと、ちらっと、
KOJI「この年になると、怒ってくれる人もあまりいないから」
って言ってはりました。
それ聞いて、いいタイミングでいい言葉を下さるSHIGEさんは素敵だなと思いました。
★シタールについて
Distant Landを作ってる時のお話。
KOJI「あ、シタールが鳴ってる!って思って」
って、それで、今後使うこともあろうかと買うことにした、というお話。
ちょうどその時くらいに、会場のBGMがDistant Landだったため。
KOJI「あ、これね。びよんびよんってなってるところ」
って。
(私、内心びっくりしてた。
もし自分が人前で話してたら会場のBGMに何が流れてようと
気づかないと思うので。KOJIさんすごいな?!って思った)
新井「今回買われたものなんですね!」
KOJI「今までは使う時は毎回レンタルしてたんだけど・・・」
と。
KOJI「いつも困った時に相談する楽器屋の店長さんがいるんだけど、
そうしたら、秋葉原にあるって言われて。すぐ行くのでおさえといてください!って。
そしたら、店長さんが、
誰も買わないから抑えなくても大丈夫ですよ。って。
でも嫌じゃん、俺みたいなひとがもう1人いて、タッチの差で買われちゃったら。」
と。確かにわからなくはない。
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